平成27年度税理士試験の合格者が12月18日、国税庁から発表された。それによると最終合格者は、過去10年をみたとき最も少ない835人。昨年の910人より75人少なくなっている。受験者数も4万人を割り込み、ついに3万8175人まで減った。中小企業の経営者にとっては参謀役、大・中堅企業にとっても重要な財務・会計のアドバイザーである税理士だが、資格人気はこの数年で深刻な状況になってきた。
2000年以降で過去最低の合格者数
今年の税理士試験の合格者発表が、例年より1週間ほど遅い12月18日に国税庁からあった。最大のポイントは、過去10年を見たとき、最も少ない835人の合格者数だったこと。この数字は、21世紀に入っても最も少ない合格者数だ。

合格者数が減少している背景には、受験者数の減少が影響している。今年の税理士試験の受験者数は、4万人を割り込み2000年以降で最も少ない3万8175人にまで減っているのだ。
