第70回税理士試験の結果が12月18日、国税庁から発表された。官報合格者は昨年度より101人少ない648人で、平成14年の税理士試験制度の見直し後、最も少なかった。官報合格者の約4割が41歳以上で、税理士資格取得年齢の高齢化も浮き彫りとなっている。
第70回税理士試験の結果が12月18日、国税庁から発表された。今回の受験者数は、2000年以降最も少なく、昨年度より3106人少ない2万6673人だった。
平成16年度の第54回税理士試験では、受験者数が5万6126人だったことから、16年で受験者数は半分以下に減ったことになる。グラフ1のように受験者数の減少は顕著で、平成20年より前は、多くても100人前後だったものが20年から数百人規模になり、22年以降は千人規模、24年以降になると1千~3千人規模に膨れ上がっている。このままいくと、受験者数は令和5年に2万人前後となる可能性もあり、税理士試験離れが深刻な問題になりそうだ。