おかげさまで1周年!
AFCは2016年3月に法人として登記をして1年余りが経ちました。メンバーも徐々に増え、現在は会計士(準会員含む)30名弱の体制となっております。手前味噌で恐縮ですが、本当に志のある魅力的なメンバーが集まってきていると自負しています。社会課題が多様化・複雑化していく中で近年ソーシャルセクターの役割が高まってきていますが、その経営管理や情報開示についてはまだまだ不十分です。僕らAFCはプロボノ会計士のプラットフォームとして、ソーシャルセクターと会計士業界、双方にとって良いインパクトを与えられるよう、活動を展開していきます。6月18日には設立1周年記念のイベントを開催予定なので、少しでも興味を持ってくれた方はご参加いただけると嬉しいです。当日は活動報告や予告などの他、メンバーのプロボノ体験などを基にパネルディスカッションも開催予定です。
プロボノは無償、ではなく寄付である?
ここまでお読みいただき、「プロである会計士が無償で役務提供をするのはいかがなものか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。メンバーからの受け売りですが、プロボノは無償ではなく、有償サービスを寄付する行為である、と捉えるべきと考えています。資産家が自治体やNPOなどに多額の寄付をするとニュースになることが多いですが、寄付できるものはお金だけとは限りません。会計士の持つ知識や経験は貴重な社会的資源です。その価値を、社会課題の解決のために使ってみませんか、というのが僕らからのご提案です。しかもお金は寄付すると減ってしまいますが、知識や経験はむしろ積極的に提供して経験を積めば積むほど高まっていきます。
AFCを通して他のNPOと接する機会も多くありました。多様化する社会問題を本気で解決したい、という思いを持った団体が国内外問わずたくさんあり、そのクオリティの高さにはいつも驚かされます。ゴールから逆算しての事業計画、KPIの設定、PDCAサイクル…。この社会を良くするために、必死に考え、活動している人たちがいます。少し前のベンチャーブームによってベンチャー企業を活躍の場に選ぶ優秀層が増えてきていますが、ソーシャルセクターに優秀な人材が向かう流れも少しずつ生まれてきているように感じます。
僕もライフプランナーとして、またAFCの理事としても、微力ながら自分にできることを精一杯頑張っていきたいと思います。