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女性記者のひとりごと vol.19 税法は難しい(1)

税法は難しい。誰でもいいから毎年自動更新する「税法チップ」を作って、私の脳に埋め込んでくれないかしら…と真面目に考える今日このごろである。

税法は難しい。

書きぶりが難解、というのはもちろん、関連条文とセットで読まないと解読できないという不便さがある。
たとえば法人税法について調べる場合には、もれなく法人税法施行令、法人税法施行規則、法人税法基本通達がついてくる。

租税特別措置法や措置法通達が関係してくることも多いし、税法以外の法律とリンクしているケースも多々あるため、その気になればエンドレスで「調べもの」が発生する。

おまけに税制改正によって毎年変わるので、法律の流れについていくのは本当に大変。
毎年の税制改正はネタの宝庫である一方で、地獄でもある。
しかし、普段取材でお目にかかる税理士先生や国税職員たちは、皆さん手足のように自在に税法を操っている。

まるで税法が丸ごと頭に入っているみたい。

私が何か質問すると「ああ、法人税法○条△項の話ね」と言いながら税法をパラパラとめくり関連条文と合わせてサッと見せてくれる。

その姿は凄まじくカッコいい。もう一生ついていきたくなる。

そろそろ平成30年度税制改正に向けた議論が活発化する時期だが、また勉強しなければならないと思うと頭が痛い。

誰でもいいから毎年自動更新する「税法チップ」を作って、私の脳に埋め込んでくれないかしら…と真面目に考える今日このごろである。

著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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