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女性記者のひとりごと vol.33 社会保険という名の税

社会保険料は「保険料」であって「税」ではない、
という扱いになってはいるけれど、
所得をベースに算定するという点では同じ。

日経新聞に「社会保険という名の税」というコラムが載っていた。
偉い論説委員が、かねてより私が思っていたことを代弁してくれている。

消費税率を上げようとすると大騒ぎになり、なかなか話が進まないけれど
その裏で、静かに、着実に、上がり続けている税がある。

社会保険料だ。

社会保険料は「保険料」であって「税」ではない、
という扱いになってはいるけれど、
所得をベースに算定するという点では同じ。

また、「負担に見合う給付」という建前ではあるけれど
超高齢化社会に突入したいまそうも言っていられない状況で
保険料の性格は限りなく「税」に近づきつつある。

「社会保険料」というネーミングが功を奏し(?)
ジワジワと上がっていっても消費税ほど抵抗がないのも事実だが
健保組合等の財政がパンク状態にあるいま
「税が難しいなら保険料を上げればいいじゃん」
なんてことは通用しなくなってきている。

そろそろ、いや、早急に、
税と社会保障の在り方をセットで真剣に考える必要がある。

そのためにはまず縦割り行政をどうにかしないとね。

また国民も、せっせと勉強して、
政治家やマスコミを突き上げるような「うるさ方」になっていく必要がある。

著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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