社会保険料は「保険料」であって「税」ではない、
という扱いになってはいるけれど、
所得をベースに算定するという点では同じ。

日経新聞に「社会保険という名の税」というコラムが載っていた。
偉い論説委員が、かねてより私が思っていたことを代弁してくれている。

消費税率を上げようとすると大騒ぎになり、なかなか話が進まないけれど
その裏で、静かに、着実に、上がり続けている税がある。

社会保険料だ。

社会保険料は「保険料」であって「税」ではない、
という扱いになってはいるけれど、
所得をベースに算定するという点では同じ。

また、「負担に見合う給付」という建前ではあるけれど
超高齢化社会に突入したいまそうも言っていられない状況で
保険料の性格は限りなく「税」に近づきつつある。

「社会保険料」というネーミングが功を奏し(?)
ジワジワと上がっていっても消費税ほど抵抗がないのも事実だが
健保組合等の財政がパンク状態にあるいま
「税が難しいなら保険料を上げればいいじゃん」
なんてことは通用しなくなってきている。

そろそろ、いや、早急に、
税と社会保障の在り方をセットで真剣に考える必要がある。

そのためにはまず縦割り行政をどうにかしないとね。

また国民も、せっせと勉強して、
政治家やマスコミを突き上げるような「うるさ方」になっていく必要がある。