B群のパーソナリティ障害には「思い当たる節」がある?
上記の3群のうち、B群のパーソナリティ障害のなかでも「自己愛性パーソナリティ障害」「境界性パーソナリテイ障害」「演技性パーソナリテイ障害」の3つは、完全に障害と診断されなくとも、「こういう人、いるかも」ということが多いパーソナリテイ障害です。
・自己愛性パーソナリティ障害
男性に多いパーソナリティ障害です。部下を無能扱いして罵る上司などは、危険信号。本人の能力が高いため、「自分がいちばん偉大である」と思い込んでいることが多くあります。その一方で、なにかミスをして指摘されると一気に自信を失い、うつ状態に陥って会社を休んでしまうこともあります。
・境界性パーソナリテイ障害
女性に多いパーソナリティ障害です。男女関わらずひとりのひとに依存しやすく、その人を引き止めるために周囲にありもしない噂を流したりします。また、彼氏に見捨てられることを恐れて、リストカットをしたり、過食に走ったりしてしまうのも境界性パーソナリティ障害によく見られる行動です。
・演技性パーソナリテイ障害
「確固たる自分」が定まっておらず、相手によって言うことや行動を大きく変えます。演劇の主人公のように、自分が注目されることを望むタイプです。

パーソナリティ障害はどうやって治す?
パーソナリティ障害には、残念ながら特効薬はありません。うつ状態がひどい場合には抗うつ薬、不安感が強い場合などは抗不安薬などを用いることもありますが、あくまで補助的な役割であり、障害そのものをなくすことはできません。
そしてパーソナリティは、ある意味で「生き方」です。その人が生まれてから今まで生きてきたなかで構築されたものであり、根底からまるごと治すことは困難です。日常生活を送るのを困難にさせている部分に目を向け、そこを心理療法などによって「調整」していくことが大切です。時間がかかる作業ではありますが、障害とともに生き、うまくなだめながら調整していくということがポイントになるのです。




