3万円を「ふるさと納税」した場合の控除額

少し解りにくいので実例を挙げてみましょう。

給与収入700万円(夫婦子なしの場合、所得税の限界税率は20%)の人が3万円の寄附をした場合。
[※2]所得税の控除額=(3万円-2千円)×20%[※1]=5600円
[※2]個人住民税の控除額(基本分)=(3万円-2千円)×10%=2800円
個人住民税の特例分の控除=(3万円-2千円)×(100%-10%-20%[※2])=1万9600円
よって、所得税と住民税の合わせた控除額は、
所得税控除による軽減分+個人住民税の税額控除額(基本分)=5600円+2800円+1万9600円=2万8千円
(注記)
※1 所得税の限界税率であり、年収により0~40%の間で変動する。
なお、平成26年度から平成50年度については、復興特別所得税を加算した率とする。
※2 対象となる寄附金額は、所得税は総所得金額の40%が限度であり、個人住民税(基本分)は総所得金額の30%が限度。

つまり、寄附金を3万円した場合は、2,000円を超える価値がある返礼品がもらえれば、その分トクということになります。

「ふるさと納税」でもらえる特産品

実際に、3万円の「ふるさと納税」をするとどのような特産品が返礼でもらえるのでしょうか。
最近では佐賀県嬉野市に寄付することでもらえる佐賀牛のサーロインステーキ1.35kgが人気。静岡県西伊豆市では1尾600g以上の巨大伊勢海老を生きたまま送ってくれるプランがあります。
日本酒のセットは1万円の寄付で2、3本の銘酒が送られてくることが多いため、3万円分の寄付をすれば6〜9種の日本酒を飲み比べることが可能。人気の「獺祭」がついたセットなどはあっという間に品切れになってしまうため、頻繁にウェブサイトをチェックすることをおすすめします。
そのほか、薫製肉の詰め合わせや鍋セット、こだわりのオーガニック野菜など、さまざまな高級食品のほか、今治タオルや土佐打ち包丁などの工芸品や雑貨、旅館宿泊券などを手に入れることもできます。

実質2,000円の寄付でこれだけ豪華な返礼を手に入れることができる「ふるさと納税」を使わない手はありません。地方創生を謳う政府もさらに推進すべく、2015年からは控除額の限度額を総所得税額の30%まで引き上げており、納税額が大きい人は「使わないほど損」といえるほど充実した制度になっています。