調査の結果、男性4人から貰ったとされる金銭は「役務提供の対価」として所得税の対象となり、無申告だったということで延滞税やら重加算税やらがついて、追徴税額は1億1500万円に膨らんだそうな。
少し前に「里美ゆりあ」なるAV女優の2億4500万円所得隠しというニュースが話題になった。
「へ〜、AV女優ってそんなに儲かるんだ」と一瞬思ったが、報道をよく見ると、AVで稼いだお金は4500万円のみ。残りの2億円は付き合っていた男性から貰ったのだという。そりゃそうだよね。
本人は「結婚を条件に付き合っていたが成就しなかった慰謝料」として、7年間で4人の男性から5000万円ずつ貰った、と主張していたそうだが、国税局は「はい、そうですか」とは言わなかった。
なぜなら、慰謝料は非課税だから。
調査の結果、男性4人から貰ったとされる金銭は「役務提供の対価」として所得税の対象となり、無申告だったということで延滞税やら重加算税やらがついて、追徴税額は1億1500万円に膨らんだそうな。
「役務提供の対価」ってことは、里美ゆりあが付き合っていた男性たちにしてあげた、あんなことやこんなことへの反対給付ってこと?
…と、ついゲスなことを考えてしまう私。
お金の性質を実態で判断する国税局は、「慰謝料じゃないでしょ、パトロンから貰った〝お手当〟でしょ」
と解釈した。…のかもしれない。
単なる「お小遣い」なら贈与税の対象だが、「デートしてくれたお礼」となるともう少しドライなおカネになる。
それがイコール「役務提供の対価」となるかどうかはさておき、国税局は、里見ゆりあの男性に対する〝特殊能力〟を高く評価して一連の判断をしたのだろうか。
それにしても「役務提供の対価」としてカレシたちから5千万円ずつ貰うとは。おそるべし「里美ゆりあ」…。