Go Bold-大胆にやろう―をバリューに掲げ、世の中にインパクトあるイノベーションをもたらしている株式会社メルカリ(東京・港区、以下「メルカリ」)。Group Accounting/Taxチームの深貝晋平氏がメルカリで活躍する裏には、独自の強みを生かした彼の公認会計士としてのキャリアと、メルカリで働くことへの熱い思いがありました。

株式会社メルカリ Group Accounting/Taxチーム 深貝晋平氏

公認会計士としての差別化

―深貝さんが公認会計士を目指されたきっかけを教えてください。

経済学部出身で周囲に公認会計士の勉強している人がいたことや、資格を取得することで、自分の核になるものが得られると思ったからです。周りが就職活動を始めた頃から勉強を始めたため、友人が進路を決めていく中で、置いていかれてしまうというプレッシャーを徐々に感じながら勉強してました。

―公認会計士試験後は、就職先に税理法人を選ばれたと聞きました。監査法人ではなく税理士法人を選んだ理由はなぜでしょうか。

2011年の11月に公認会計士試験に合格してPwC税理士法人に入りました。監査法人でキャリアを積んだ後に税理士法人に入ることはよくありますが、最初から税理士法人に入るのは珍しく公認会計士の中でも差別化できるかなと思ったからです。公認会計士は当時1,500人くらいが受かっていたのですが、色のある公認会計士の人生って何だろうと勉強中から考えていました。PwC税理士法人は、大手の税理士法人の中で唯一公認会計士の合格者に門戸を開いており、縁を感じて入所することにしました。

 税理士法人の場合、監査経験は積めないですが、その代わりに1年目から(税務の)コンサルティングができるというのも魅力でした。また、税務デューデリジェンスや税務ストラクチャリング等、M&A案件に関するコンサルティングにも比較的若い年次から関与することができ、勉強になりましたね。クロスボーダーの案件も多く、ワクワクしながら働いていました。

公認会計士のキャリアとしては、入り口から王道ではなかったので、成長機会を貪欲に掴みにいくよう心がけておりました。

メルカリに入社したわけ

―深貝さんが税理士法人からメルカリに転職したきっかけを教えてください。

約6年間、PwCの金融部とM&Aチームに所属していたのですが、30歳になる手前で、自身のキャリアの方向性を改めて考え直し、転職を決意しました。

当時のメルカリはアプリがローンチして3年半くらいでしたね。TVCMもやっており、勢いがありそうな会社だなと思っていました。興味本位で採用ページを見てみたところ、国際税務というポジションがあったんです。スタートアップなのに、国際税務に意識が向いているなんて、珍しいなと思いましたし、海外でも本気で勝負をしていることが伝わってきました。

面接の前に自分でメルカリのアプリを使ってみると、ますます事業に興味がわき、詳しく話を聞きたいと思うようになりました。最初の面接は当時の執行役員で、話を聞くうちに、メルカリの世界観や目指しているものにすごく引き込まれました。ミッションやバリューをすごく大事にしていて、他の会社では味わえないような高揚感を感じましたね。

―メルカリに対する熱意が伝わってきます。入社後、深貝さんは社内で賞も獲られているんですよね。

2018年の夏に社内向けに開催された出品数を争う大会で賞をもらいました。自社のサービスを利用することを通して、お客さまの目線で仕事が出来るというのも、メルカリの良さだと思いますね。

メルカリのバリュー

●Go Bold ― 大胆にやろう
世の中にインパクトを与えるイノベーションを生み出すため、全員が大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学び、実践します。

●All for One ― 全ては成功のために
一人では達成できない大きなミッションを、チームの力を合わせ、全員が最大のパフォーマンスを発揮することで実現します。

●Be a Pro ― プロフェッショナルであれ
メンバー全員がその道のプロフェッショナルとしてオーナーシップを持ち、日々の学びを怠らず、成果や実績にコミットします。

 

(続編記事)【インタビュー第三弾】メルカリで働く公認会計士の本音 プロフェッショナルファームとの違い


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株式会社メルカリ
事業内容:フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用
所在地:〒106-6118 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー
https://about.mercari.com/