税理士試験を受験されたみなさま、お疲れさまでした!今は色々思うところがあるかと思いますが、次に向けて気持ちを切り替えてくださいね。さて、先日、人生初の裁判傍聴に行き、運よく(?)法人税法違反の裁判も傍聴することができましたので、今回はそのレポートをしたいと思います。

実はずーっと以前から「いつか裁判を見てみたい」と思っていました。弁護士、検察官、裁判官のそれぞれの立場や、どうして犯行に至ったのかなどを見てみたいと。でも、どうやって傍聴するのか…、なんとなくきっかけがないまま見たことがありませんでした。今年の新年会で弁護士の友人達と話しているときに、そのことを話したら「それなら裁判の傍聴に連れて行ってあげますよ、解説もしますよ」と言ってくれる先生がいて、その場にいた数名全員で「裁判を傍聴しに行こう!」となったのでした。

4月に皆の予定を合わせていましたが、緊急事態宣言が出て延期し、半年ずれてやっと行くことが出来ました。最初に弁護士事務所にお邪魔して、刑事手続きの流れ、刑事裁判の流れ、傍聴の仕方などの説明を受け、いざ東京地方裁判所へ。霞ヶ関にあります。

建物に入る際には、飛行機に乗るときのような手荷物検査があります。トレーに荷物を入れて機械を通す、あれです。自分も検査機を通って入ります。建物に入る度にそこを通るので、朝、お昼を食べに外に出た後、傍聴券をもらうために出た後の3回検査を受けました。裁判所の敷地内は写真撮影、録音は禁止です。でもメモや絵を描くことはできます(事前に確認していたのでしっかり筆記用具を用意して行きました)。

今はコロナの影響で、傍聴席の椅子も間隔を空けて座るため、普段の半分以下しか入れません。小さい法廷(裁判をする部屋)ですと全部で10名も入れず、6人で行った私たちは、時に分かれて別々の裁判を傍聴しました。私自身は、午前中に刑事事件1.5件(途中だけ見たもの1つ)、午後、民事事件2件、刑事事件3件傍聴しました。東京地裁だけで、民事事件だとその日に370件以上もありました。刑事事件の方が時間がかかるので件数は少ないですが、それにしても「毎日こんなにたくさんの裁判が行われているのか」と驚きました。