②【本試験の2週間前からの行動】

本試験当日は、いかにストレスを抱えないかが重要であるため、本試験当日の行動を2週間前から繰り返すということをしました。具体的には、2週間前くらいから本試験と同じ時間に起き、寝る時間も同じ時間に寝ます。また、試験の1週間くらい前からは、本試験と全く同じ時間に、同じ科目の勉強をするようにしていました。

これには、二つの意味があります。

一つ目は、脳にこの時間は、この行動をする時間なんだと思ってもらうことです。

二つ目は、本試験でのストレスを軽減することです。

本試験と毎日同じ時間に起きていれば、本試験当日はいつも通りの時間に起きるので、それだけでストレスが軽減されます。別の時間に起きるとストレスがかかり、緊張の要因にもなります。同じ時間にその科目の勉強をすることも、脳にとっては普段通りですから、ストレスが軽減され、最大のパフォーマンスを発揮してくれると思いました。脳に対して、「この時間は、本試験のこの科目の時間なんだよ。」と働きかけます。例えば会計学の本試験の時間の5分前くらいから、「よし、会計学の本試験始まるぞ」と心の準備をし、本番だと思いながら、会計学を解いていました。

繰り返しになりますが、いかに本試験当日に無駄なストレスを自分に与えないかということが本試験で最大のパフォーマンスをするために非常に重要です。このようなことは、トップアスリートで結果を出しているスポーツ選手はみんなやっていることです。つまり、本番で最大のパフォーマンスを発揮しなければならないという点から、我々会計士受験生はトップアスリートなのです。私は、そのように思い、いかにも日本代表で日本人の想いを背負っているかのごとく勉強していました。