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還付申告は1月1日からできる!ただし「5年間」と「ネット専用銀行」に要注意

■還付申告とは何か

還付申告とは納め過ぎた税金の還付を受けるための確定申告です。正社員や年金受給者で本来、確定申告の義務のない人でも行えます。還付申告ができるのは主に次のような人です。

  • ・年の途中で退職してそのまま年越しをした人
  • ・年間の医療費が10万円を超える人
  • ・地震や台風などの自然災害や盗難で自宅に被害を受けた人
  • ・住宅ローンのある人(特に1年目)
  • ・ふるさと納税をした人
  • ・赤十字や認定NPOに寄附をした人

この他、個人事業主も還付申告になることがあります。予定納税や報酬や原稿料などの源泉徴収で納めた所得税額が確定申告で計算した納税額を上回るなら、還付申告です。この場合も年明けすぐに申告できます。

■通常の確定申告との違い

ここで、通常の確定申告との違いを確認しましょう。

●納税か還付か

通常の確定申告は納税の手続きが必要です。次のいずれかの方法で納付します。納税の期限は申告期限と同じ3月15日です。

クレジットカード納付とe-Taxでの納付の一部はオンラインですぐにできますが、それ以外は何らかの事前手続きや書類が必要です。現金納付は専用の納付書が求められます。振替納税とe-Taxの一部も事前の手続きが必要です。コンビニ納付は自宅でQRコードを作成しなくてはなりません。

一方、還付申告では申告書に還付先を書くだけです。確定申告書の第一表の右下「還付される税金の受取場所」に還付先の金融機関や口座種別・番号を記載します。なお、申告した本人名義の口座を書かなくてはなりません。

(国税庁「確定申告書B」第一表)

還付は通常1か月から1か月半後です。しかし1月・2月にe-Taxで申告すると約2~3週間で還付されます。

●確定申告は2月16日から1か月間、還付申告は1月1日から5年間

通常の確定申告は所得が発生した年の翌年2月16日から3月15日までです。一方、還付申告は翌年から5年間行えます。確定申告で税務署が混雑する時期を避けて手続きできるのです。

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