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【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意 〜第39回「提供条件」〜

ビジネスを考える際には、順番があります。
最初が「何を」、つまり商品やサービスです。その次にくるのが「どのように」、それが提供する条件です。
第39回【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意は「提供条件」です。

提供条件とは何か

5W1Hの拡張版、いわゆる5W3Hのうち、Where、When、How manyに相当するものを「提供条件」と呼んでいます。つまり、

  • ・提供する場所
  • ・提供する時間
  • ・提供する数量

どこでその商品やサービスを提供するのか、いつ提供するのか、そしてどのくらい提供するのか、です。

一見すると、至極普通のことのように思えますが、ここには大きな差別化要素が内在しています。順にご紹介していきましょう。

提供する場所

どこで提供するのか。なんとなく思い浮かぶのは、

1)リアルでの提供
2)インターネット上での提供

の2つです。
それぞれさらに分解が可能です。

1)のリアルを分解してみましょう。リアルな場所は、以下の5つ。

続けてインターネットでは、

の大きく3つに分けることができます。

自社店舗は、飲食店やネイルサロン、美容室に多く見られる自社で賃借物件などを借りて、お店を運用するケースです。

インストアは、百貨店やショッピングモールなど他社が運用する大型店舗などに入るケース。委託販売は書店などのように商品だけを置かせてもらうケースです。

移動販売は、新型コロナウィルス感染症拡大の中で、広がった運用形態です。ネットスーパーやフードトラックなどがこれにあたります。

5つめの提供基盤は、特定の商品やサービスを提供するのではなく、商品やサービスを提供する機能の提供です。すぐに思い浮かぶのが、出前館やUber Eatsでしょう。独自の商品ではなく、他社の商品提供機能を提供するビジネスです。

インターネット上での分類もリアルと大きな違いはありませんが、ここ2年程の間に、ネットならではの提供機能が登場しています。

それが、SNSとECを融合させた「ライブコマース」です。
SNSなどでライブ配信をしながら視聴者と配信者がコミュニケーションできる、新しい対面型のコミュニケーションツールです。

いわゆる体験型コンテンツは、リアルに敵わないのではと言われていましたが、ライブコマースの登場によって、その差が縮まろうとしています。

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