(4) 営業利益、営業利益率

(単位:百万円)

2021年度
2022年度
前期比
増減額 増減率(%)
トーマツ 1,621 977 △644 △40%
あずさ 2,798 1,352 △1,446 △52%
新日本 621 286 △335 △54%
あらた 2,499 1,787 △712 △28%

営業利益の1位はあらたで18億円となっています。

それに続くのがあずさで14億円、3位がトーマツで10億円、そして4位が新日本で3億円となっています。

売上規模では他の3法人に見劣りするあらたですが、営業利益ではトップに立っており、前年(2位)に続いて高収益体質と言えます。

一方で最下位の新日本は3億円弱にとどまっており、収入が1千億円を超える規模であることを考えるとややさみしい利益水準です。

 

営業利益率を見てみます。

2021年度 2022年度 増減
トーマツ 1.3% 0.7% △0.6 pt
あずさ 2.7% 1.2% △1.4 pt
新日本 0.6% 0.3% △0.3 pt
あらた 4.6% 3.2% △1.4 pt

1位はあらたで3.2%、2位あずさが1.2%、3位トーマツが0.7%、そして4位新日本が0.3%となっています。

いずれも2021年度に比べると悪化しており、特にあずさとあらたの低下(いずれも前期比△1.4%)が目立ちます。

 

(5) 当期純利益、当期純利益率

(単位:百万円)

2021年度
2022年度
前期比
増減額 増減率(%)
トーマツ 825 2,550 1,725 209%
あずさ 1,305 311 △994 △76%
新日本 355 432 77 22%
あらた 1,851 1,207 △644 △35%

当期純利益を見ると、1位はトーマツで26億円となっています。

営業利益は10億円で3位でしたが、受取配当金15億円の影響により当期純利益ではトップとなっています。

2位はあらたで12億円、3位新日本はその他営業外収益を6億円計上した影響等により4億円となっています。

最下位はあずさの3億円であり、営業利益は14億円で2位でしたが当期純利益では4位となっています。

あずさはその他営業外収益18億円を計上する一方、その他営業外費用を24億円計上しており、営業利益に比べると当期純利益は大きく減少しています。

 

当期純利益率を見ていきます。

2021年度 2022年度 増減
トーマツ 0.7% 1.8% 1.2 pt
あずさ 1.2% 0.3% △1.0 pt
新日本 0.3% 0.4% 0.1 pt
あらた 3.4% 2.1% △1.2 pt

 

利益率ではあらたが1位で2.1%、2位がトーマツで1.8%となっています。

そして3位新日本が0.4%、4位のあずさが0.3%と続きます。

ここでも前期に引き続きあらたの高収益体質が目を引きます。

 

(後編に続く)

 

【出典・参考・引用】

*1 各法人の業務及び財産の状況に関する説明書類については下記を参照

トーマツ:業務及び財産の状況に関する説明書類 第 55 期

あずさ:第38期 業務及び財産状況説明書

新日本:第23期 業務及び財産の状況に関する説明書類

あらた:第17期 業務及び財産の状況に関する説明書類

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