目標利益を残すために必要な売上高を確認しよう
その後Eさんは、飲食店専門の税理士に相談し、損益分岐点の活用方法について教えてもらいました。
現場の社員に赤字にならないための売上金額だけでなく、目標利益を残すために必要な売上金額を伝えることで、明確な売上目標が決まり、現場を巻き込んだお店の改善を進めることができました。
損益分岐点の売上高の算出方法を活用すれば、目標利益を残すためにいくら売上高が必要なのかを把握することが可能です。
先ほどの「(固定費 + 目標利益)÷ 粗利率」で計算すれば、簡単に把握することができます。
この損益分岐点の売上高や、目標利益に必要な売上高の金額を下げるためには、2つの方法があります。
1つ目は、食材やドリンクなどの売上原価の管理を見直し、原価率を下げることです。
2つ目は、人件費、家賃、水道光熱費、消耗品などの経費を見直し、固定費を下げることです。
このうち原価率は売上の金額と一緒に高くなる変動費であるため、損益分岐点を下げるだけでなく、売上が高くなった際の利益額を増やすことに繋がります。
優先的に改善を進めた方がよいでしょう。
<損益分岐点を活用した目標利益に必要な売上高の算出>

飲食店を改善するためには、損益分岐点の把握から!
赤字にならないための売上金額と目標利益を残すための売上金額を確認し、改善の方向性を明確にしましょう。
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