公認会計士試験バブルが弾け…
この現実を前に〝公認会計士バブル〟は2010年に終わりをつげ、2011年は近年まれに見る6.5%(合格者数1511人)という合格率になった。これは、合格バブルを受けて受験者数が増えた中、合格者数を絞ったために起きたもの。
人口減少局面にあり企業数の増加が見込めない今、社会が受け入れることのできる公認会計士の人数がドラスティックに増加する目は薄い。公認会計士試験の〝ボーナスステージ〟といえる時代はほぼもう終わったと考えて良さそうだ。
ここ数年の合格者数を見ると、2012年から2016年にかけて、1347人→1178人→1102人→1051人→1108人と漸減が図られているのが分かる。
試験の難易度を高める方向に舵が切られたと見て、受験者数も激減。最盛期の2010年には2万5648人にまでのぼった受験者数は、直近の2016年には1万256人と、実に6割減となってしまっている。
元の「最難関」に戻った公認会計士試験だが…
最難関試験でありながら、国の都合で合格者数が乱高下した公認会計士試験。独学による合格はほとんど不可能であり、資格専門の予備校に通うための時間と資金が必要となる。就職戦線が売り手市場といわれる今、合格者の傾向も読めない試験にそれだけの労力と資金投下ができるか、とすっかり敬遠されてしまっているのが現状のようだ。
しかし一方で、今現在、実は公認会計士の需要に供給が追い付いていない状態にある。合格者数は減少していながら、合格率を見ると上昇に転じているのだ。
合格率は2012年から2016年にかけて、7.5%→8.9%→10.1%→10.3%→10.8%とむしろ上昇する一方なのである(図表)。

ある意味、今こそねらい目だとも言える。




