面接手法

面接時は、求職者に質問をして人物像を知るのと同じくらいの時間をかけて、私たちの事務所概要をお伝えしている。私たちの事務所はミッション、ビジョンが明確で個性的であり、万人に合うわけではないと思っている。説明を聞いて合わないと感じたなら早めに辞退いただいた方がお互いにとって良い。誰が優秀かよりも、誰が自社にマッチするかが重要なのである。

面接は複数人で行う。一人による主観、思い込みを排除するためである。採用は最重要事項であることから、名古屋と東京の代表二人の目を必ず通すようにしている。

適性検査は複数の種類を使い分けており、必ず実施している。これも主観や思い込みを排除するためだ。自分の目を過信してはならない。たった数時間の面接時間でその人の全てが分かるはずがない。そのため、適性検査の結果であるデータに基づいた判断をするようにしている。合否判定の半分を占めるぐらい重要視している。既存スタッフとの相性も分かるので、入社後の配属や配置転換にも適性検査を活用している。

オフライン面接であるが、withコロナの環境下では必要な技術となった。私たちも試行錯誤中である。一次面接はオンラインでも可能だが、最終面接では必ずリアルで会うことにしている。やはりその人特有の空気感というものがあり、それは会ってみないと分からない。

かく言う私たちも、過去には採用で大きな失敗をしてきた。迷ったけど採用してしまったこと、スキル重視で採用したこと、自分の目を信じすぎたこと。その時採用した人たちは、もういない。失敗は最高の学びになる。もちろん最後は採ってみないと分からないが、最善のプロセスをふむことは重要だ。結果、試用期間で辞める人は稀にいるが、それを過ぎたら離職が全くない組織になった。メンバーは、ブラザシップを代表である加藤松原の事務所ではなく、自分たちの事務所と感じてくれている。そんなメンバーが頼もしく、心から尊敬し、これからも同じ船に乗った家族として人生を共にしていきたい。

会計事務所経験者で経営支援がやりたい人はあまりいないと言われているが、私は絶対にいると確信している。ともに会計事務所の新しい未来を作っていける人財と出会えることを楽しみにしている。

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