コロナ禍で借金返済が難しくなっている個人事業主向けに12月1日から「被災者債務整理ガイドライン」がスタートします。活用すれば、借金で自宅を手放さなくても済むかもしれません。

(債務整理ガイドライン運営機関のウェブサイトより)

■債務整理ガイドラインとは何か

債務整理ガイドラインは本来「自然災害ガイドライン(自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン)」と言います。元々、地震や台風など自然災害で収入減や失業に苦しむ個人の債務を整理し、その後の生活の立て直しや事業の再建をしやすくするための制度でした。

しかし今年2月以降の新型コロナウイルス感染症で収入が激減したり、失業したりした人が増えています。そこで今回、コロナ禍対策向け制度も新たに始まることになったのです。適用開始は2020年12月1日からになります。