2020年も12月となり今年の終わりが近づいてきました。年度で言えば来年3月までとなりますが、今年の締めということで、主な補助金の動向と来年の予想についてまとめたいと思います。ここでは、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金について、今年の募集回数や採択率、採択事例などをお伝えします。

ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金について、今年度から通年募集になりました。昨年度までは、締め切りが設けられて募集がなされ、追加があればまた募集の発表がなされるといった流れでした。今年度からは通年募集となり、あらかじめ複数の締め切り回が示されて募集がなされました。

また、今年は、新型コロナウイルス感染症の影響によって、それぞれの補助金で補助上限額や補助率が引き上げられる特別制度が設けられました(補助金によって特別枠やコロナ型などと言われます)。そういった意味で、今年は非常に特殊だったと言えます。新型コロナウイルス感染症に関する特別制度は、来年以降はどうなるか不透明なため、ここでは主に従来からの補助制度(通常枠や一般型などと言われます)についてまとめています。