★自身の時間の使い方についてもよく理解している

経営トップはもちろんのこと、マネジメントにかかわる方は、仕事での自分の時間を3つに区分して使うべきです。

①機会追求の時間

組織の未来のために使う時間です。新規顧客獲得の戦術を考える、新規事業の構想を練る、人材獲得や教育、自身の勉強などに使う時間です。

②現状維持の時間

現在の事業を維持するために使う時間です。社内のミーティング、現場視察、お客様訪問などがこの時間にあたります。

③ 問題解決の時間

問題が発生したときに対処するための時間です。お客様からのクレームや事故、製造設備の故障、自然災害やコロナのように社会的に生じた問題対応もここに含まれます。

特に重要なのは、機会追求の時間を最大化するべきということ。経営者は会社の将来を作ることが仕事なのですから、未来のために使う時間を意識的に増やすことが大切です。

★スピード感を大事にしている

私自身が、スピードについてはとても重視して経営しています。

当グループのホームページには「3倍速を可能にする3原則」として、新しい価値を作ること・多岐に亘り成長を遂げること・困難に挑戦することによって、組織がスピード感をもって成長してきたことを紹介しています。

また、全社集会で私はよく「想定の30%の時間で、与えられた仕事の60%を仕上げてくるように」と口を酸っぱくして伝えています。

これは、仕事において、そもそも始めから正しい結果を出せることは稀で、ほとんどはやり直しやブラッシュアップが必要ですが、60%の完成度ならまだまだ軌道修正が可能です。仕事の質を結果的に高めるためには、まずはスピードを上げて成果物を出すことが必要、という意味です。

経営レベルでいう「スピード」というのは、「決断(意思決定)」と「行動」の2つに分かれます。

まず決断を先に延ばす、という方が意外と多いです。

これをやってしまうと、その部下が動けない状態が続きますので、社長だけの問題ではなくなるということを自覚する必要があります。

完璧な判断をしよう、という気持ちが強すぎると時間がかかるだけではなく「決断できない」ということに陥りやすいです。

本当に社運をかけるような決断であれば別ですが、そうでなければ大抵のことは「やり直し」がききます。過ちを認めてやり直せばよいのです。

早く失敗して早く立ち直るための行動をとれる、という意味でも決断は早いほうが良いでしょうね。