EY新日本における人材

「監査品質に関する報告書 2021」では、10ページにわたって「Ⅵ 人材育成」の章を設けており、その中で人材育成トップメッセージ、グローバル対応力の強化、人材育成プログラム、人材の採用、人材の評価、全社的マインドチェンジ、D&I、そして働き方改革について記載されています。またAssurance4.0に向けた取り組みにおいてEY新日本が重視しているデジタル人材についても触れられています。では、順に見ていきましょう。

1.人材育成トップメッセージ

EY新日本が目指す姿を「職業的専門家として誠実に行動するとともに、高度な専門性、高い倫理観、多様な実務経験やリーダーシップ、英語力を備えたプロフェッショナル集団」とし、「デジタル技術を駆使し、国や地域の言語や文化の違いを乗り越えて迅速に結果を出すことができる人材」が必要としています。

そして適正、潜在能力、高い意欲を備えた人物を採用し、業務経験・研修・コーチングという3つの要素を連携させたLEAD制度のもと、高い業務品質と付加価値を提供可能とする知見、人間力、リーダーシップ、そして英語力を有するプロフェッショナルを育成することを人材育成の目的に位置付けています。

2.グローバル対応力の強化

「グローバルな経済社会の円滑な発展に貢献する」という理念のもと、グローバル対応力の強化として以下が掲げられています。

(1) 英語力のさらなる強化
職階別研修の一部英語化等、日常的な英語環境の整備
新規の定期採用職員を対象としたセミナー、モバイル学習アプリの提供
コーチング、短期集中プログラムの導入
オンライン英会話、e-learning、実践演習等の研修の提供

(2) グローバル認定者制度
業務経験、習得スキル等の観点からの「グローバル認定者」制度
グローバル業務が必要なジョブへのアサインの促進

(3) グローバルリーダーシップの強化
語学に加え、ビジネススキル、マインドセット、異文化理解力の養成
世界各地のEYオフィスと連携した長期・短期の海外派遣制度
EYの新パートナーが集うGlobal New Partners Programへの参加
シニアマネージャー昇格時研修や次世代リーダー育成プログラムにおけるアジア太平洋地域全体で行われる研修等への参加