
③監査/非監査問わず順調にクライアント数を増やすあずさ
監査・非監査ともに大きな変動はないものの、順調に増やしている印象のあずさ。同時に人員数や収入も少しずつ増加しており、堅調なイメージです。
経営再建中のシャープを失う一方(親会社である鴻海の監査人はPwC)、富士フイルムなど大口のクライアントを獲得していることからも、2016年度以降も安定した経営が続くのではないでしょうか。
④2年間で監査・非監査クライアントをそれぞれ10%程度増やしたあらた

新日本と同様、高いペースでクライアント数を増やし続けているあらた。それに伴い業務収入や人員数も大きく増加しており、上位3法人とはまだ差はあるものの、猛追している印象です。
2016年度も東芝やシャープといった大口のクライアントを獲得して勢いに乗っており、監査リスクや人的リソースの補充などの問題はありますが、今後、さらにクライアント数や売上を伸ばすのか、注目の一年になりそうです。
以上、各法人のクライアントという観点から4大監査法人を分析しました。クライアント数の変遷や、1クライアントあたりの収入を分析することで、各法人の趨勢や特徴がお分かりいただけたと思います。
今後、トーマツを除いた3法人が9月中に、そしてトーマツは12月に入ってから2016年度の業績を開示する予定になっています。最新の情報が揃い次第、新しいデータに更新していく予定です。
(KaikeiZine編集部 BIG4研究班)
◆新日本有限責任監査法人:第16期 業務及び財産の状況に関する説明書類(平成26年7月1日~平成27年6月30日)
◆有限責任監査法人トーマツ:第48期 業務及び財産の状況に関する説明書類(平成26年10月1日~平成27年9月30日)
◆有限責任あずさ監査法人:第31期 業務及び財産の状況に関する説明書(平成26年7月1日~平成27年6月30日)
◆PwCあらた監査法人:(2016年7月以降はPwCあらた有限責任監査法人):監査品質に関する報告書‐Transparency Report 2015、2015アニュアル・レビュー
◆帝国データバンク:上場企業の監査法人異動調査




