いっそ、消費税の免税点を300万円にすればどうか

インボイス制度は、現在免税事業者の方にとって大きな影響がありますが、課税事業者にとっても悩ましいことがたくさんあります。

仕入先がインボイスを発行してくれるのかどうかの確認、インボイスを発行してもらえない場合の対応(金額交渉をするのか、取引自体を見直すのか)、請求書等がインボイスかどうか確認して経理をする超膨大な手間…。

インボイスの発行は義務ではなく、任意です。

任意だからこそ悩ましいのです。

それではいっそ、現在1千万円の免税点を300万円にすればどうでしょうか。

平成15年度改正により、それまでの免税点3千万円から1千万円に引き下げられました。(ちなみに簡易課税については、2億円から5千万円に引き下げられました。)

同様に、免税点を1千万円から300万円に引き下げれば、根本的な益税問題は解決されないものの、実務上の膨大な手間を考えればその方がいいのではないかと思うのですが…。

でも私が考えるくらいだから、きっと理由があってインボイス制度という形になっているのでしょう。

単に私の勉強不足で、免税点を300万円にするというだけでは不都合があるのかもしれません。

副業推進なのか、副業抑制なのか

令和2年分から、基礎控除が10万円増えて、給与所得控除が10万円減りました。

その際、青色申告特別控除の額も10万円減りましたが、電子申告をするなど一定の要件を満たせば青色申告特別控除の額は変わらない(基礎控除と合わせれば10万円増える)ことから、「これからの時代は副業推進なんだなぁ~」と思っていました。

でも、インボイス制度や、今回の通達の改正案を見ると「あれ?副業抑制なの?」という気持ちがします。

副業ならぬ、「複業」も推し進めてるのかなと思っていたのに、これでは「やーめた!」という人も増えるでしょう。

1つの会社から多くの給料をもらえるように頑張った方がいいのかな、と。

副業300万円については、「特に反証がない限り、雑所得として取り扱うこととする」とあるので、反証があれば事業所得とすることはできそうですが、注意は必要ですね。

個人的には、たくさん稼いでたくさん納税するのが健全だと思いますし、そのために制度も整えられるべきだと思いますが、色々な立場の人がいるから難しいですね。

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