利益を増やすためには、損益計算書の上の利益から改善していこう

Fさんの話に戻ると、その後Fさんは、飲食店専門の税理士に相談し、損益計算書の活用方法について教えてもらいました。

いままでは、利益を残すために何から手を付ければよいかが分からなかったのが、優先順位が明確になったことで、利益アップに向けた取り組みを計画的に行えるようになりました。

儲けを表す損益計算書は、実際にお店を改善していくのに役立ったわけです。

損益計算書の勘定科目は、経営への影響度・重要度の高いものから順番に並んでいるものなので、影響度の高い利益から優先的に改善していくことで、同じ時間でも効果が大きく変わってきます。

利益を増やすため、 1の売上総利益から順に改善をしていくのが効果的なのです。

改善効果の最も大きい1の売上総利益を改善するには、具体的には売上を増やすか、売上原価を減らす必要があります。

例えば原価率が現状35%のところを、32%まで減らした場合、3%の収益改善へとつながります。

つまり月商300万円の飲食店であれば、月額で9万円、年額で108万も利益が増えるわけです。

そのほかの方法で利益を年に108万増やすのは、非常に大変です。売上総利益の改善は、たとえばゴミ代や消耗品などの経費を見直すよりも利益に与える影響が大きいため、改善効果が大きいのです。

  • 損益計算書を活用した経営改善の優先順位

飲食店を改善するためには、損益計算書の把握から!

経営への影響度・重要度の高い上の勘定科目から、順に改善していくと効果が大きいのです!


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