〇応募状況と結果

※活動を終えるまでに書類選考の結果が通知されなかった5社を含む

さて、実際の応募数と内定等の結果については上記表にまとめました。ここからは説明の都合上、監査法人・コンサルティング等のファーム系、及び一般事業会社の2つに分けて見ていきます。

 

 

〇内定を取りやすいのはファーム

ファームに関しては応募5社のうち3社が内定と、非常にすんなりと進みました。不採用となった1社に関しても、業務内容が自分の希望と異なったためであり、お互いにお断りという状況でした。結果から見るとファームに関してはブランクの影響はあまり感じなかったと言えます。

また給与面でも、日本国内のファームであれば監査法人のときとほぼ同水準であり、この点もプラスだと言えるでしょう。

ファーム系への就職がそれほど困難ではないのは、やはり人手不足の影響が大きいと考えられます。実際、面接後すぐに内定が出たり、入社時期も調整してもらえたりと、人材の確保に注力しているように感じられました。

〇事業会社は書類選考が通りづらい!

一方、事業会社は異なります。応募したのが一部上場企業ばかりであるとはいえ、応募37社に対し、書類で落ちたのが26社。予想していたとは言え、2/3以上が書類選考すら通過しない現実には「やはり…」と思わされました。

しかしながら、書類が通過した会社では1社も不採用とならなかったことは驚きでした。振り返ってみると、面接に進むことが出来たのは、個性的な経歴を求めていたり、業務拡大や海外進出に伴い会計知識のある人員を増やしたい会社であり、書類通過時点で自分のキャリアブランクなどは許容されていたのでしょう。

次回は就職活動において、旅の経験がどう評価されたかについて紹介します。

 

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