5月15日、公認会計士・監査審査会のウェブサイト上で令和2年公認会計士試験第Ⅱ回短答式および論文式試験の実施方針が発表されました。その内容は、短答式については8月下旬、論文式については11月中旬を目途に実施するというざっくりしたもの。従来のスケジュールを参考に今後の具体的なスケジュールについて占います。

延期日発表も具体的な日時は未定
そもそも令和2年第Ⅱ回短答式試験は、令和2年5月24日に予定されていました。それが、今般の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、4月17日に実施を延期する旨が発表されました。その際、「延期後の日程は今後発表」とされていたものが、とうとう発表となったかたちです。
しかしその内容は、8月下旬というざっくりとしたもの。例年だと試験は日曜日に行われているため、8月23日か8月30日が最有力という予測が立ちます。また、本来8月23日は論文式試験実施日だったため会場が押さえられている可能性は高く、この日が最有力と見ることもできそうです。
また、第Ⅱ回短答式試験が論文式試験実施予定だった8月下旬にずれこんだため、論文式試験も合わせて延期が発表されました。
こちらは11月中旬という、やはりざっくりしたもの。例年、金土日の3日間行われていたことを考えると、11月13日~15日か遅くとも20日~22日あたりが有力といえそうです。
延期後の日程はこうなる⁉
今後のスケジュールは未確定ですが、従来のスケジュールと比べると、以下のようになってくる可能性が高いのではないでしょうか。
●従来のスケジュール
5/24(日) 第Ⅱ回短答式試験
―1ヵ月弱―
6/19(金) 第Ⅱ回短答式合格発表
―2ヵ月強―
8/21~23(金土日) 論文式試験
―3ヵ月弱―
11/13(金) 論文式合格発表
●延期後のスケジュール(予想)
8/23 or 30(日)? 第Ⅱ回短答式
―1ヵ月弱?―
9月中旬? 第Ⅱ回短答式合格発表
―2ヵ月強?―
11/13~15? or 20~22?(金土日) 論文式試験
―3ヵ月弱?―
2021年2月中旬? 論文式合格発表
論文式試験が11月中旬実施となれば、年内の合格発表はほとんど不可能といっていいでしょう。
従来、大手監査法人の就職活動は合格発表後2週間ほどで行われますが、2月末という監査法人にとっての繁忙期に就職期を迎えることになるため、従来通りのスケジュール感で進むかは未知数です。
令和3年の第Ⅰ回短答式もずれこむ?
さらに気になるのは、例年第Ⅰ回の短答式試験は12月上旬に行われている点です(令和2年試験第Ⅰ回短答式は2019年12月8日に実施)。今年の場合は、この日程は論文式試験の採点中ということになります。
願書受付期間は8月~9月であり、今年の場合は第Ⅱ回短答式の合格発表前である可能性が高く、従来通りのスケジュールで来年度試験を行おうとすると、短答式に落ちたか受かったか不明のため念のために次の短答式の願書を提出しておく―ということになります。
これらを考えると、令和3年試験のスケジュールからいきなり従来通りに戻す、というのも難しいとも考えられます。
そもそも、緊急事態解除の可能性が示唆されているとはいえ、その後新型コロナウイルス感染症の第2、第3の流行の波が来ない保証はありません。また、試験スケジュールは玉突き的に影響を与えあうことから今年だけのこととは言い切れず、これから数年の試験事情は不透明であるといわざるを得ないようです。
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