公認会計士試験第Ⅱ回短答式の試験日程が8月23日に決定と発表されました。全国的に緊急事態宣言が解除され、スケジュール発表の運びとなったのは受験生にとって朗報です。ここで、今後のスケジュールがどうなるかについて、もう一度確認してみましょう。

延長された試験日と時間割が発表に

公認会計士・監査審査会は6月1日、同会ホームページ上にて「令和2年公認会計士試験(第II回短答式)の実施日程等について」と題して延期となっていた試験日程を発表しました。

その日程は、当初論文式試験が予定されていた8月23日(日)となっています。当初5月24日に実施予定だっただけに、実に3カ月遅れでの実施となりました。同時に試験時間も発表となっています。

願書受付はすでに締め切っており、試験実施は延期となりましたが、今から申請することはできません。

なお、試験スケジュールについて、新型コロナウイルス感染症をめぐる状況によっては、今後まだ変更となる可能性があることが示唆されています。他の試験を見てみると、再延期になった主要な試験には、国家公務員採用総合職試験があります。7月までに実施予定だった試験は中止や延期とされたものが多く、8月に入るとほとんどの試験が予定通りもしくは延期による実施が予定されていますが、すべては今後の新型コロナウイルス感染症の流行次第だと言えます。

試験会場については「試験実施日の1か月前を目途に本ウェブサイトにおいて公表する予定です」としており、7月中旬の続報が待たれます。また、今回のスケジュール発表では、感染症対策については特に触れられていません。「3密を避ける」ために特別な対策がされるのか(マスク着用の義務化など)については、今後の発表を待つ必要があります。

今後のスケジュール予想

合格発表日(予定)は、令和2年9月18日(金)とされており、試験実施後4週間程度で発表というスケジュール感には変更がない様子です。

となると今後のスケジュールについては、前回の記事で書いたように以下のようになるのではと予想されます。

  • 延期後のスケジュール(予想)

8/23(日) 第Ⅱ回短答式

―1ヵ月弱―

9/18(金) 第Ⅱ回短答式合格発表

―2ヵ月強?―

11/13~15? or 20~22?(金土日) 論文式試験

―3ヵ月弱?―

2021年2月中旬? 論文式合格発表

令和3年試験はどうなる?

令和3年試験について、現在公表されているスケジュールは、8月28日~9月17日に受験願書受付、12月6日に試験実施となっていますが、論文式試験の合格発表前に次年度の短答式試験実施となってしまうのかどうかは未知数。来年度のスケジュールもイレギュラーになる可能性は高いのではないかと予想されます。

令和3年試験の日時・場所については、令和2年6月下旬に官報で公告される予定です。

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