代表者保証を外すためには信用が大事!

その後fさんは、飲食店専門の税理士に相談し、代表者保証を外しやすい商品を活用した方がよい旨を教えてもらいました。そこでfさんは日本政策金融公庫から代表者保証なしの融資を受け、既存の借入を返済することで、お店の承継をスムーズに行うことができました。

会社が既存の借入がある金融機関から代表者保証を外してもらうためには、会社の財務健全性が高く、会社に代表者の個人的な収支が介入しない透明性が高い会社になる必要があります。2014年2月に適用開始された中小企業庁と金融庁による「経営者保証に関するガイドライン」では、代表者保証について、会社と個人が明確に分離されていて、会社に十分な利益・財力がある場合などは経営者その他の保証は求めないとしています。

代表者保証なしで融資を受けるには、経営者保証に関するガイドラインを参考に、要件を満たす企業になって銀行に交渉するしかありませんが、実際はハードルがとても高いです。そこで、代表者保証をあまり求められない融資商品をうまく活用していく方法も大切です。例えば、日本政策金融公庫による創業融資やマル経融資、商工中金による融資は代表者による個人保証が求められないケースも多いです。長期的には代表者保証なしでも融資をしてもらえるように金融機関からの信用を勝ち取ることが重要ですが、これにはある程度の時間が必要となるので、代表者保証を外しやすい融資を組み合わせて財務基盤を築いていくことが重要です。

飲食店の財務戦略は代表者保証を理解するところから!代表者保証なしでの融資を受けられるよう金融機関から信用される会社になることを目指すことが大切です。


「顧客目線」「嗅覚」がカギ! 選ばれる税理士の “回答力”

2020年6月に清文社からCredo税理士法人の2冊目の本が出版されました。今回は、弊社の顧問である元国税調査官の飯田真弓先生との共著となっています。

税理士事務所を舞台に税務トラブルを小説調で解説していく読みやすい本となっています。メインの話は個人の飲食店に関する税務の解説本になっているので、経理に携わっている方も、飲食店の方も読みやすいと思います。ご興味がある方は是非チェックしてみて下さい。

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