「税理士を目指すママ」のオフ会を3年ぶりにリアル開催しました。受験のこと、育児のこと、転職や科目選択のこと…色々お話できました。

9月3日(土)、「税理士を目指すママ」のオフ会を新宿で行いました。都内からだけでなく、三重や静岡、群馬からの参加者や、子連れの参加者もいらっしゃって、素敵な交流ができました。

自己紹介から始まり、様々な悩みを共有

毎年、税理士試験後の9月あたりに行っていたオフ会。

ここ2年はコロナ過のためリアル開催はできませんでした。

今回、3年ぶりにリアル開催を行うことを決めたものの、コロナ感染が落ち着いたわけでもないので、どのくらい集まるかな~と思っていました。

数名だとしてもそれはそれでいいなと思っていましたが、お子様2名を含む、総勢17名の参加でした。

改めて、リアルな交流は必要とされているんだと感じました。

(私もリアルな交流が好きです)

開始時間に全員揃い、一言、私から挨拶をさせていただきました。

・以前は専業主婦で、税理士になることが夢だったこと

・税理士になったことで世界が拓け、毎日が充実して楽しいこと

・今日参加のみなさんも、あきらめずに続ければ必ず夢を叶えられること

などを手短にお話しして、まずは乾杯!

全員が胸に名前等を書いたシールを貼って、3つのテーブルそれぞれで自己紹介をしていただきました。

ランチは好きなものを頼んで、実費をお支払いいただくスタイルです。

自己紹介のあとは、それぞれの悩みや質問をお話ししました。

・出産が先か、仕事で力をつけるのが先か

・就職が先か、科目を取るのが先か

・幼稚園か保育園か

・いつ勉強している?

・旦那さんはどのくらい協力してくれる?

・パートか正社員か etc…

人それぞれ置かれている状況が違うし、正解もありません。

でも、お互いそれぞれの体験などを聞いているうちに、ヒントや気づきをもらえました。

そもそも、解決したいというより、そういう話をリアルにできて共感しあえる仲間が身近にあまりいないので、みなさん、楽しそうでした。

初対面の方々も多いけれど、「税理士になりたい」という同じ目標を持つから、すぐに打ち解けます。

時間ごとに席移動もして、なるべく多くの方と交流を持っていただけるようにしました。

終わりには、LINE交換もしていたので、これから私だけでなく参加者同士のつながりも続くといいなと思います。

税理士を目指すママは優秀!

ところで、「税理士を目指すママ」のオフ会、もう、10年以上しています(何回目か覚えていませんが…)。

最初は、私自身が「(税理士を目指している)参加者」の一人でしたが、税理士になったあとは主催をするようになりました。

申込フォームは作らず、ブログに告知して、「FacebookやTwitter、アメブロのコメント等でご連絡ください」という、なんともアバウトな方法です。

でも、これまで一度も、誰一人として、連絡なしにドタキャンした方がいらっしゃいません。

遅刻もいません。

ブログに「お昼代実費をお支払いいただきたいので、できれば細かいお金を持ってきてください」と書いたら、みなさん、しっかり持ってきてくださり、お釣用に小銭を用意していた私のお財布は、かえってパンパンになるほど笑。

これを、当たり前のようにしっかりするみなさん。

よく考えてみると、当たり前のようで当たり前じゃない、すごいことなんじゃないかなと思います。

税理士を目指すママさんは、みんな優秀!!

和を乱すような方はこれまで一人もいらっしゃらず、みなさん仲良くお話されて、素敵な交流をする姿に、毎回「オフ会してよかった~」と思える幸せ。

実際、数年前に「目指すママ」として参加していたママさんで、今回「税理士」として参加してくださった方も数名います。

これからも、ここからたくさんのママ税理士が生まれると思います!

ママにこそ、税理士は適した職業?

税理士に占める女性の割合は少しずつ増えていますが、令和2年度登録で全体の15.24%とまだ少ないのが現状です。

税理士の資格は「科目合格制」という特徴があり、科目単位で合格を積み上げていけます。

取得した科目は一生有効なので、育児をしながら試験合格を目指すには適した制度と言えるでしょう。

私自身、目指す前は「税理士なんて難しいんじゃないか…」というイメージがあったし、実際最初の2年不合格が続いてスムーズにはいきませんでした。

でもコツコツ続けて、時間をかけて科目合格し、大学院で論文を書き、少しずつ進めていくことができました。

また、最初は、パート勤務で時間単価も低いスタートでしたが、子供が小さいうちは育児との両立が最優先。

子供の成長に合わせて働き方を変えていき、実務をしながら少しずつ力をつけていきました。

このように、主婦から税理士を志す人は少ないとは思いますが、育児と両立が可能なうえ、子供の成長に合わせて働き方を自由に変えられる、短時間で高収入を得られるなど、主婦に適した仕事といえます。

一例として、私のように自宅開業ですと、家事育児との両立がとてもしやすいですよ。

(オンとオフの切替はできませんが…。でもそれも私にとっては全くストレスではありません)

税理士界の未来と女性の新たな働き方

オフ会をすることで、社会に大きな変化はないでしょう。

でも、参加してくださるお一人お一人にとっては、きっとこれからの人生の、大事な1ページになるかもしれない、そんな思いで続けています。

私自身は、何の資格もキャリアもない一主婦としてスタートし、なかなか合格できず、リアルな受験仲間が身近にいなかったけれど、オフ会で受験仲間ができて、お互いに切磋琢磨して、みんな今では税理士になっています。

子どもとの時間を大切にしながら、毎日楽しく、時に冷や汗かきながら、それでも充実して仕事をしています。

税理士はやりがいを持って働き続けられる仕事だと確信しています。

主婦になってキャリアをあきらめたり迷ったりしている女性を応援し続けられたら嬉しいです。

 

【今月の写真】

オフ会の様子です!

出版のお知らせ

教えてみき先生! 税法論文ってどう書くの? 中央経済社 脇田 弥輝 (著)

●何も知らなくても大丈夫! フリーランスの税金と経費と確定申告[副業の人も] ソシム社 脇田 弥輝 (著)

(関連記事)

専業主婦からママ税理士へ 子育てしながら働く!ライフスタイル白書

【60】:新社会人が知っておきたい年収と手取り

【61】:インボイス制度導入後~メルカリで買ったら仕入税額控除はできない?

【62】納税通知書が届く6月、中でも特に気をつけたいのが住民税です

【63】税理士試験まであと少し!夢に向かって頑張る時間が幸せ

【64】副業の年収300万円以下は雑所得?副業とインボイス制度

▶その他関連記事はこちら


個別転職相談(無料)のご予約はこちらから

最新記事はKaikeiZine公式SNSで随時お知らせします。

 

◆KaikeiZineメルマガのご購読(無料)はこちらから!
おすすめ記事やセミナー情報などお届けします

メルマガを購読する