タイパが援用されている事例
短い時間で、より多くの効果が得られる。タイパが意識された商品やサービスには、以下のような事例があります。
「Yakult1000/Y1000」/株式会社ヤクルト本社
https://www.yakult.co.jp/yakult1000/
有名タレントが日頃から愛飲していることが知れ渡ったことで、一時期品切れを起こす騒動にまでなった商品です。
旧来からあるヤクルトは整腸の役割を果たすものとして、誰もが知る認知度を誇っていました。
そこへ眠りの質改善とストレス軽減という、今まさに求められていた効能をオンしたものです。
「乳酸菌シロタ株を1,000億個含む飲料」という強烈なコピーが印象的です。
「完全メシ」/日清食品株式会社
https://www.nissinkanzenmeshi.com/
インスタント食品=身体に良くない。漠然とこうした印象がありました。
このステレオタイプを見事に覆しつつ、「コスパ」と「タイパ」を実現した商品群です。
厚生労働省が定めた日本人の食事摂取基準で設定されている33種類の栄養素をバランスよく摂取できるだけでなく、たんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素のバランスが取れる。文字通り、短時間で摂取可能な「完全なる」食事です。
「アイロンいら~ず2」/サンコー株式会社
付属のエアバックを本体に取り付け、その上からシャツやパンツなどをセット。
スイッチを押すと、70~80度の温風でエアバックが膨らみ、そのまま洗濯物が押し広げられ、乾燥しながらシワを伸ばしてしまうという画期的な商品です。
乾燥もアイロン掛けも少なくない時間がかかります。
この2手間を短時間で完了。洗濯→乾燥→アイロンというステップを新しい切り口で“圧縮”し、タイパを実現しています。
まとめ
以上、タイパについて事例を交えながらご紹介しました。
コスパというキーワードが市民権を得たように、タイパもこのまま一般化する可能性は高いでしょう。
なぜなら、人は一度味わった「快」を手放せない強い性質を持っているためです。
事例を確認する限りでも、新たな商品が開発されたというよりも、既存にあるものにさらに機能や効果を追加するというケースがもっぱらです。
中でも、その歴史が長く、コモディティに近い商品やサービスにその可能性がありそうです。
ぜひ、今あるビジネスにおいても、新たな効果や効能をアドオンできないか、検討してみてください。
2023年、さらなる飛躍につながるかもしれません。
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