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酒井克彦の記事一覧

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~制服の着用と「正当な理由」~

    2017.11.23

    条文に使われている用語(概念)をいかに理解すべきかという問題はなかなか簡単には解決できません。例えば、民法と所得税法など違う法律に同じ用語が使用されている場合、法律は違えど同じ用語であれば同様の意味として理解するとすれば、法的安定性や予測可能性が担保されることになります。しかし、そのように単純に考えればよいというわけでもありません。ここでは、国税通則法が用いている「正当な理由」という概念について考えてみましょう。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~税理士活動に関する表示の信憑性~

    2017.11.09

    租税の専門家として使命と責任を負う税理士は、国民の信頼を受けて、租税行政の一翼を担っています。今日では、税理士も自身の事務所等の広告を行うことが解禁されていますし、書籍を販売したり、セミナーを実施することもありましょう。そのような際に、一般の消費者や納税者の判断を誤らせないような慎重なる態度が求められることはいうまでもありません。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~仮想通貨の譲渡問題 制定されない政令~

    2017.10.27

    最近ビットコインをはじめとする仮想通貨が注目を集めています。仮想通貨によりオンライン決済を行うことのできる取引等が急増している中、我が国の租税法もそれに対応すべく、平成29年度税制改正において仮想通貨に係る消費税の取扱いについての見直しがなされ、また、国税庁のタックスアンサーでは、ビットコインを使用することにより利益が生じた場合における所得税法上の取扱いが公表されました。今回は消費税法とその政令に焦点を当て、実定法上の根拠を探ってみましょう。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~税務官吏と印象派絵画~

    2017.10.12

    世の中には、「名画」と呼ばれる絵画が多々あります。誰もが一度は目にしたことのあるような名画に、オークションなどで非常に高額な値段がつくこともしばしばです。他方で、例えば、時代や世間にはなかなか認められないような現代アートに魅了される人もいることでしょう。そういう意味においては、絵画など美術品の「本当の価値」を判断することはそもそも不可能なのかもしれませんが、課税実務においては何らかの「評価額」を付さなければならない局面があります。今回は印象派絵画を愛した税務官吏ショッケのお話とともに、絵画の評価額について争われた事例を紹介します。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~モナコのカジノ経営~

    2017.09.28

    いわゆる「カジノ法」と呼称されるIR推進法が成立し、国民の関心が強く寄せられていますが、カジノといえばモナコが有名です。モナコは、租税負担が軽いのでタックスヘイブンといえますが、モナコにおける我が国国民の税務情報について租税条約に基づく情報交換などはあるのでしょうか。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~「意図的な隠蔽」と「意図しない隠蔽」~

    2017.09.14

    国税通則法上、「隠蔽・仮装」行為による過少申告や期限後申告等については重加算税が課されますが、ここにいう「隠蔽」という概念は、「故意に基づくもの」と理解されています。すなわち、「意図しない隠蔽」という概念はそこには存在しないと解されているのです。他方、新聞等の報道では、「意図的に隠蔽」などといった表現が散見されますが、果たして、租税法の解釈論で通用している用語(概念)の理解の仕方は一般的といえるのでしょうか。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~証拠書類に記載された「花押」~

    2017.08.24

    遺言書に「花押」を書くことが果たして印章による押印と同視することができるか否かが争われた事件で最高裁判断が最近示されました。確定申告書には通常押印をしますが、「花押」を確定申告書に書いた場合、その効力はどうなるのでしょうか?

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~大震災と災害特例~

    2017.08.10

    「東日本大震災」は災害名であり、この地震名は「東北地方太平洋沖地震」といいますが、租税法上の臨時特例法は、すべて災害名で明定されています。日本のような地震大国では、震災のたびに個別の複雑な法律を作るのではなく、恒久的な租税法を制定すべきとの考え方から、平成29年度税制改正において、恒久的な災害関連法が創設されています。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~ルノアールの絵画と租税法~

    2017.07.27

    ルノアールの名画「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は相続税の物納のためにフランス政府のものとなりました。我が国では、ルノアールの絵画を巡って、2つの有名な租税訴訟が発生しています。どうやらルノアールの絵画は租税紛争の種になるようです。

  • 酒井克彦の「税金」についての公開雑談~教育への投資促進と税制~

    2017.07.13

    所得格差や資産格差は今日の我が国が抱える最重要な社会問題であるといっても過言ではありません。その根底には教育格差の問題が存在していると思われます。今回は、所得税法における「勤労学生控除」を改組して、教育資金負担者に関する同法上の控除を設ける提案をしたいと思います。

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