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■歳出の割合で一番多いのは「社会保障費」
ずらずらっと並べてみましたが、気になるのは「どれに一番多くお金を割いているか」です。新型コロナウイルス感染症が深刻な問題となる前は、毎年同じような割合で歳出が決められていました。2020年度(令和2年度)の当初予算で配分割合を見てみましょう。

出典:財政学習資料「日本の財政を考えよう」P3(財務省ウェブサイト)
「税金を公共事業にばっかり使ってムダをして…」ということが一時期言われていましたが、一番予算が割り当てられているのは医療や介護、年金や生活保護といった社会保障の分野です。そして、社会保障の中での予算配分は次のようになっています。

引用:財政学習資料「日本の財政を考えよう」P4(財務省ウェブサイト)
内訳から、医療と年金にもっとも予算が充てられているのが分かります。少子高齢化が進んだからです。
そして今、この社会保障を税収だけで賄えなくなりました。先ほどの歳出の割合で2番目に多かったのは「借金の返済と利息」です。年々増加する社会保障費に充てるべく、日本は毎年3割超の借金をしています。そして、毎年歳出の2割超がこの借金の元本返済と利息支払に充てられているのです。なお、この金額はすべてが元本返済に充てられているわけではありません。元本は約13%、利息が約9%です。「日本は1千兆円の借金がある」と言いますが、背景にはこのような財政の事情があります。



