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確定申告の基本!収入・所得・手取りはどう違う?所得10種類って何のこと?

これから確定申告の本格的なシーズンが始まります。一般の方でよくある疑問が「収入と所得、どう違うの?」というもの。中には「手取り額を確定申告書に書けばいいんだよね」とおっしゃる方も。また、税金計算の一歩手前「所得の計算」がイマイチ分からない…という方もいらっしゃるようです。

■基本1:「収入」「所得」「手取り」は違う

初めて確定申告を行う人が最初にぶつかる壁は「所得と収入の違いが分からない」ではないでしょうか。

所得税ではよく「給与年収」「総収入金額」「所得」といった言葉が登場します。「どれも『手元に入って来るお金』なんだな」というのは分かりますが、厳密な違いまで説明するのは難しいものです。一方、普段私たちが給与明細を受け取ったとき、真っ先に見るのは「手取り」です。

「収入」「所得」「手取り」…この3つはどのように違うのでしょうか。ここで見比べてみましょう。

●収入とは「税金や社会保険、必要経費などを差し引く前のお金」

収入は入ってくる全体のお金を言います。内容によっては所得税や住民税、社会保険料(健康保険・厚生年金など)が天引きされたり、必要経費を差し引いたりもしますが、この収入はこういった諸々の天引き・差引きをする前の金額です。

具体的には次のようなものが「収入」に当てはまります。

  • ・総収入金額(売上や給与年収など、所得の種類ごとに区分した1年間の合計額)
  • ・給与収入(基本給や各種手当、残業代や賞与などの額面額)
  • ・事業収入(売上、雑収入など)

●所得とは「(ざっくりと)利益」

所得とは、税法上は「各種所得区分に応じて計算した金額」ですが、ざっくりとしたイメージで言うと「利益」になります。「収入-経費=利益」という具合です。実際には次のような形で計算します。

給与所得=給与収入(年収)-給与所得控除(いわゆる「サラリーマン経費」)

事業所得・不動産所得=総収入金額-必要経費

先ほどの「収入」と「所得」の違いは、確定申告書と給与所得の源泉徴収票で確認できます。次をご覧ください。

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