システム変更を伴う業務フローの変更
システム統制も年間を通じて、整備状況、運用状況が計画的に確認、検証されます。
ここで、期中にシステム変更がある場合を考えたいと思います。期中にシステム変更がある場合、通常1年間で実施している検証作業をより短い期間で、整備状況、運用状況を確認しなければなりません。旧システム統制と新システム統制への検証対応から、2年分の検証作業を1年間に実施するイメージとなります。
システム統制の検証は、手作業統制と比較し、監査法人の検証工数も大きくなることが多く、社内努力による早期対応にも限界があるという性質があります。
システム統制は財務数値に直接的な影響を与えるケースが多いことから、質的にもより慎重な対応が必要となります。
実務上の対応
期中にシステムに関連する統制に変更が行われる場合、1事業年度内に2つのシステム統制の検証が必要となり作業工数が膨大となります。
そのため実務上は、旧統制(旧システム)と新統制(新システム)を並行稼働させる期間を設けることで対応することが一般的です。
期末を並行稼働で迎え、新システム統制に問題がないことを確認した上で、翌期首より新システムを正式稼働、業務フローを切り替える対応です。
これにより並行稼働時は旧システムをJSOX対象統制と識別し、翌期首より新システム統制へ切り替えることで、同一年度に2つのシステム統制を検証しなければならないという状況が回避されます。
まとめ
今回は業務フローの変更について記載しました。特にシステム統制の変更を伴う業務フローの変更は統制を切り替えるタイミングが重要となります。
一般的に社内にJSOXに知見のあるメンバーは少数と想定されます。JSOX導入をご担当される場合には期中の業務フローの変更に注意してJSOX導入を進めてください。
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