◇書類提出時の注意事項

注意したいのが、ゆうパックです。ゆうパックは小包扱いですので信書便物の扱いとはなりません。

したがって、申告書などの書類を送付することはできませんし、仮に送付しても到達主義となりますので、申告期限間近などで利用すると期限後申告となってしまう場合があります。

なお、料金後納郵便で発送した場合には消印の押印がありません。消印の表示がないとき、又はその表示が明瞭でないときは、通常要する送付日数を基準とした日にその提出がされたものとみなすことになっていますので、提出期限に間に合うように余裕をもって発送しましょう。

また、提出期限当日に書類を郵便ポストへ投函する場合には、ポストに記載されている集配時間に注意が必要です。消印は郵便局に集配された日を示しますので、集配時間を過ぎて投函された郵便物の消印は翌日扱いとなります。

≪参考≫税務手続に関する書類の提出時期(国税庁HP)

◇「業務センター」宛の送付

国税庁は、内部事務の効率化・高度化を図るため、複数の税務署(対象署)の内部事務を専担部署(センター)で集約処理する「内部事務のセンター化」を実施して納税者利便の向上や外部事務(調査・徴収事務)の充実・高度化を目指しています。

令和3年7月からは、国税局の組織として「業務センター室」を設置し、一部の税務署の内部事務を集約処理しています。

これにより、内部事務のセンター化の対象となっている税務署(対象署)に、申告書、申請書等を提出する場合は、次のとおりとなります。

①e-Tax(データ)により提出する場合は、従来どおり所轄税務署への送信。

②書面により提出する場合は、郵送で業務センター宛へ送付。

≪参考≫税務署の内部事務のセンター化について(国税庁HP)


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