④PwCあらた:とうとう非監査証明業務収入が監査証明業務収入を上回る

非監査証明業務収入が多いことに特徴があるPwCあらたですが、今年度は監査証明業務収入を非監査証明業務収入が上回りました。また前年度に続き、営業利益率、純利益率は高い水準となっており、安定的な利益率を誇っています。
費用の内訳をみると、IT機器費用等及び通信費の中でも、IT機器費用等が9億3700万円から14億700万円に増加し、ITへの投資などが大きなウェイトを占める最近の傾向に沿った結果となりました。他に、外注費が49億4600万円から67億6600万円に増大したことが目を引きます。また他法人と同様に、旅費交通費は4億3600万円から3億400万円と、1億円以上の減少となりました。
○新型コロナの大きな影響は感じられない業績結果に
結果を見ると、いずれの監査法人においても業務収入は順調な増加となっています。新型コロナウイルスの影響は、旅費交通費の減、IT関連費用の増という部分的な範囲に留まったようです。
ではこの増収がクライアント数の増加なのか、一クライアントあたりの報酬増による増収なのかを、「2020年版 4大監査法人の業界地図 ~クライアントから分析~」で見ていきたいと思います。
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