2. コロナ禍での税理士試験受験に対しての注意点
試験会場
前年は十分な距離を保つためか受験会場の多くが大学となりましたが、今年はまたイベントホールなどでの開催が増えました。
東京の開催地では、常連となっている早稲田大学、武蔵大学、大正大学に加え東京流通センターが久しぶりに会場となりました。
また先述の通り受験会場として群馬県・神奈川県・京都府の3府県が新たに追加されています。会場アクセスの下調べは念入りに行っておきましょう。
検温で37.5度以上は受験できない
令和2年度(第70回)試験より、試験会場において行われるサーモグラフィー等による計測は今年も行われ、37.5度以上の場合受験できません。
暑い中急いで試験会場に向かう、試験の直前に食事をとるなどすると一時的に体温が上昇する可能性があります。
例年以上に、余裕を持った行動が必要になりそうです。
また、マスクは鼻と口を確実に覆うこと、マスクを忘れた場合、会場での配布はないこと、マスクを着用していない入室は許可されないことにも合わせて気を付けておきましょう。
実施方針等変更の可能性
前年も国税庁ホームページに掲出された「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を踏まえた注意事項について」ですが、今年の受験では冒頭に前年にはなかった以下の文章が付け加えられています
「令和4年度(第 72 回)税理士試験は、8月2日(火)~8月4日(木)に実施します。 一方で、試験当日までの間に新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」といいます。) を巡る状況が変化した場合には、実施方針等を変更する可能性があります。
実施方針等に変更が生じた場合は、国税庁ホームページに掲載してお知らせしますので、 国税審議会や国税局等へのお問合せはご遠慮いただきますようお願いいたします。」
現在、変異株流行の真っただ中にあり日々感染者数を増やしていますが、実施方針等の変更についてはアナウンスされていません。
試験室内の換気
会場では、窓やドアを定期的に開放するなど、外気を取り入れる換気を行います。それに当たり、
「室温の高低に対応できるよう、試験当日の服装には注意してください。」
と注意喚起されています。
例年になく暑い日も多いですが、換気により室内温度が上がる可能性があります。暑すぎて集中できないことがないよう、服装にも気を付けましょう。
試験室ごとに退室時間を調整
試験実施時の対応として、以下が付け加えられています。
「各科目の試験終了後の密集を可能な限り回避するため、試験室ごとに退室時間を調整します。」
よって、試験終了した後に一斉退室となるのではなく、係員の指示に従った退室が必要とされます。
ご注意ください。
3. 受験生の皆様、心より応援申し上げます!
現在、新型コロナウイルス感染症はさまざまな変異株が登場し、第7波と言われる大きな流行の真っただ中にあります。
これまでを超えるまん延を見せており、「家族が罹った」「勤務先の会計事務所全体に流行している」といった声も聞かれます。
以前にも増して厳しい状況に置かれながら勉強を重ね、大変な状況の中での受験となる皆様が試験の全日程を万全の態勢で終えられますよう、筆者と編集部の全員が応援しています!
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