(5)内部統制の開示すべき重要な不備の是正
続いて不備が検出された場合の対応です。内部統制基準では、「経営者による評価の過程で発見された財務報告に係る内部統制の不備(開示すべき重要な不備を含む。)は、適時に認識し、適切に対応される必要がある。」と記載されています。内部統制基準が求める「適切な対応」は発見された不備の「重要性」を考慮していない点に注意が必要です。つまり、経営者は発見された「財務報告に係る内部統制の不備」に対して、重要性を考慮せず、適切に対応することが求められています。
ここで期中の評価を通じて不備が検出された場合、財務報告に係る内部統制の有効性評価がどのように結論付けられるかを確認したいと思います。内部統制基準においては、「開示すべき重要な不備が発見された場合であっても、それが報告書における評価時点(期末日)までに是正されていれば、財務報告に係る内部統制は有効であると認めることができる。」との記載があります。
つまり、内部統制評価は「期末日時点」の内部統制の有効性を評価するものであるため、期末日までに改善対応が完了すれば、報告上、重要な検出事項はなしと結論付けることができます。
まとめ
今回は内部統制基準の記載がどのようになっているかを確認してみました。読者の方々は、内部統制基準の記載からもある程度制度のイメージ理解することができたのではないでしょうか。興味のある箇所からで良いと思いますので、JSOX導入担当者の方は内部統制基準を一度見て頂くと良いかと思います。
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