【復習】

テストを受け終わった後の復習は、終わったらすぐにやるべきです。何故なら、どのような思考で解いて間違えたかを思い出せるうちに復習を行わないと、どのような観点で間違えていたかが分からなくなるからです。

【心構え】

では、どのような心構えでテストを受けると、より目的を果たしやすいかについて考えていきます。

ぜひ、テストを受けている最中、本試験なんだと思って受けて欲しいです。本試験は魔物が住んでいると、再三お伝えしました。魔物を退治するために、魔物に似たロボットを作って、それを退治する練習をしてきたとします。十分に練習を重ねた結果、魔物を初見で退治出来るでしょうか。おそらく、倒せないでしょう。ロボットに出せない魔物のオーラにまず圧倒されるでしょうし、想定外の天候になったりもするでしょう。従って、実際の環境と同様の状況を作り出して、練習することによって、本番の環境に慣れておく必要があるのです。

人間とは、メンタルが弱い生き物です。普段と違う刺激にストレスを抱えやすく、ストレスを抱えると、足はすくみ、脳は思考停止し、最大のパフォーマンスが出せない生き物です。また、想定外の出来事が起きると、パニックになります。私は、一回目の論文式の試験の時に、緊張しすぎて会計学では名前を書き忘れました。また、監査論では1ページ目に書かなければならない回答を2ページ目に書いてしまい、20分くらいは修正テープを引く作業に追われてしまいました。これは、まさに本試験の環境を意識して勉強していなかったことに要因があると思っています。

日々のテストや答練を本番だと思っていない人にとって、本試験は初めて経験すること。日々のテストや答練を本番だと思って取り組んでいる人にとっては、何度も経験してきた本試験の一つと言えます。両者でどちらが本試験で最大のパフォーマンスを出せるかというと言わなくても分かるでしょう。このように本番のストレスを極力減らすという効果が、答練などにはあるのです。

【まとめ】

テストや答練とは、勉強の方向性を確認する目的に利用するものであるということを認識しながら、受けましょう。

また、本試験であるという意識を持ってテストや答練に挑んで、本試験の疑似体験を数多く経験し、本当の本試験のストレスを緩和させましょう。

次回は、本試験の疑似体験についてより深掘りして行きたいと思います。


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