■過去のリソースを見つける質問
現在の苦境から脱するために、「どうしたらよいか」「何をしたらよいか」といった質問を投げかけても、相手はすぐには答えを見つけられないかもしれません。そのようなときはどうしたらよいでしょうか。
相談された方はこれまでにも苦しい状況や困難な事態に遭って、それを乗り越えてきた経験があると思います。そのとき、自分の努力や周りの人のサポートなどがあって乗り切ってきたでしょう。会社経営であれば、経営者や従業員が努力を重ねた、誰かのアドバイスが役に立った、金融機関に相談して資金調達ができた、苦しい中で生み出した新しい商品やサービスがその後の柱となった、というようなことがあって苦難を乗り越えてきたでしょう。そのような問題解決や目標達成に使えるものを「リソース」といいます。企業であれば、ヒト、モノ、カネ、情報などが該当します。
そういったリソースは、相談者やその会社が持っている力や財産と言えます。リソースを思い出してもらうことで、気持ちが前向きになり、具体的な行動に結び付く可能性もあります。
リソースを見つける質問には次のようなものがあります。
- 「以前に同じように困った場面はありましたでしょうか?そのときはどのように乗り越えたのでしょうか?」
- 「そのときの経験から、今回活かせるものはありませんでしょうか?」
- 「このことについて協力してくれそうな人はいますか?」
- 「以前協力してくれた人で思い当たる人はいませんか?」
- 「自分(自分たち)の強みは何でしょうか?それを活かすことはできませんか?」
このように、一度過去に目を向けることによって、現状を打開して未来に向かう方法を探すことができます。
■希望を感じる質問
問題の解決の方向が見えてきたらになりますが、この先の希望を感じるような質問を投げかけられると、より気持ちが前向きになります。たとえば、「この問題を乗り越えたら次に何をしますか?」「これがうまくいったらどんな可能性がありますか?」といった質問によって、将来の希望を感じることにつながります。
独りで悩んでいるとどうしても視野が狭くなって悪いことばかりに目が向いて悲観的になりがちです。そういった方からの相談を受ける際は、相手の心情や置かれた状況に理解を示しつつ、この状況を打開できる力があると信じて、質問でその力を引き出してもらいたいと思います。
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