■今後募集予定の補助金・助成金

今後、募集される予定の補助金や助成金について、現在分かっている情報をお伝えします。

◆事業再構築補助金

新分野への展開、業態転換などの取組みに対して支援される補助金です。コロナ前と比べて売上が減少しているなどの要件があります。この補助金にはいくつかの枠(コース)が設けられる予定ですが、中小企業の一般枠で補助額が100万円~6千万円とされており、上限額がかなり大きく注目の補助金です。

この補助金の活用イメージとして、コロナの影響で客足が減った衣服販売業が、店舗での営業規模を縮小し、ネット販売事業やサブスクサービス事業に業態を転換する例などが挙げられています。

事業再構築補助金は、令和2年度3次補正予算案において実施予定とされており、募集時期は現段階では未定となっています。

・関連サイト

ミラサポplus 事業再構築促進事業

https://mirasapo-plus.go.jp/infomation/11458/

◆ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金の新特別枠

ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金に「低感染リスク型ビジネス枠」と言われる新特別枠が設けられます。ポストコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けた取組みを支援するものです。新特別枠は通常枠に比べて、補助率や上限額などが引き上げられます。こちらも詳細は今後公表される予定です。

・関連サイト

経済産業省 令和2年度第3次補正予算案の事業概要

https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei3_yosan_pr.pdf

 

この記事の内容は、執筆時点(2021年1月5日)の情報をもとにしています。今後、制度内容や申請期間などが変わる可能性があります。


バナーをクリックすると㈱レックスアドバイザーズ(KaikeiZine運営会社)のサイトに飛びます

最新記事はKaikeiZine公式SNSで随時お知らせします。

 

◆KaikeiZineメルマガのご購読(無料)はこちらから!
おすすめ記事やセミナー情報などお届けします

メルマガを購読する


(関連記事)

2020年の主な補助金の採択率の傾向と採択事例

登記から労務まで!株式会社設立の流れと必要な手続きチェックリスト

売掛債権を活用した資金調達(ファクタリング、ABL融資)の仕組み

デジタル化・電子化・DXを進めるにあたって活用できる補助金・助成金

自社で活用できる補助金や助成金の上手な探し方をご紹介します

「雇用調整助成金」の延長と申請方法(最新版)

前向きな行動を引き出すコーチング的な対応(質問編)

相手の存在や努力を認めて自信を取り戻してもらう対応(承認編)

はじめて事業資金の借入をするときの基礎知識

経営状況の厳しいクライアントや落ち込む部下に寄り添う対応(傾聴編)

テレワークの導入・整備に使える補助金・助成金をご紹介します

新型コロナウイルスの感染防止対策に使える補助金・助成金をご紹介します

コロナ禍での資金繰りを支える、実質無利子・無担保の融資制度と申請について

コロナ禍におけるメンタルヘルス対策と健康経営

新型コロナウイルス感染症特別貸付の制度と申請

メンタルヘルスとワーク・エンゲージメント

コロナウイルス禍でのストレスとストレスチェック

コロナで歩みを止めないために!テレワーク環境整備やITツールの導入に活用できる「IT導入補助金」(特別枠)の申請方法

中小企業の設備投資を支援する「ものづくり補助金」(コロナ対応の特別枠)の申請方法

新型コロナの影響を乗り越えるための販路開拓を支援する「小規模事業者持続化補助金」の申請方法

新型コロナ対応で拡充「雇用調整助成金」の申請方法

注目の資金調達制度「資本性ローン」の仕組みと注意点