3.採用基準を明確にする

CFOは専門性が高いため、採用基準が不明確になるケースがあります。金融機関出身だから良い、公認会計士だから良い、IPO経験者だから良いという訳ではありません。経営人材として採用する以上、様々な観点から確認しましょう。その際、チェックする項目を簡単に7つ程紹介します。詳細な解説は省きますが、参考に利用して下さい。当然、7つだけ確認するのではなく、自社のCFOとして必要となる要素については、適宜追加で確認しましょう。

 

【CFOを採用する際、チェックする7つの項目】

3-1.CFOに相応しい人間性、実績、セルフコントロール力を有している

3-2.泥臭い業務も厭わず、誰もやれないもしくはやる人がいない場合は、自らやりきる

3-3.スピード感を持って、率先垂範で行動する

3-4.コンサルタント、ファイナンスやガバナンスの専門家といった第三者的なスタンスではなく、事業会社内部の人材であることを行動で示し続ける

3-5.自身の役割を認識し、様々な方から批判を受けたとしても、成果を出し続ける胆力がある

3-6.社外の専門家からも認められ、専門家も巻き込んで業務を推進することができる

3-7.お金に関わる人材だからこそ、誠実であり、自身に厳しい

 

以上、IPOを目指してCFOを選任する際、注意すべき3つのことを解説しました。CFOはIPOの時期が明確になるにつて、選任を要求されますが、専門性が高い領域ですので、どのように選任すればよいかわからない方も多いです。結果として、社長や他の取締役とその方が合わない、先生的な方で成果を出せない、監査法人や証券会社から否定されてしまう等、ミスマッチも一定数発生しています。

しかし、選任の意思決定の重要性は非常に高く、失敗することは避けなければなりません。CFOはスキルや成果は当然として、人格的に、自社に相応しい人材を選任することが重要です。なぜならば、財務と経理を司る役割ですので、人格的に問題があると不正を行うことも可能だからです。

したがって、CFOは、高い専門性や成果を出すことが重要であることは当然として、高い倫理感や人間性こそ重要です。会社の数字全体を把握し舵を取る必要があるので、甘いだけではなく厳しさも必要ですが、そのようなバランス感覚に優れた人材は少ないです。しかし、そういった人材を探して、動機づけして、社内で活躍してもらうことは、経営者として重要な役割であることを認識しましょう。

本記事がIPOを目指す経営者の役に立てれば幸いです。

 

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