さて、一方でデメリットもあります。まず、お金がかかります(デメリット⑤)。学費は、大学院によって幅がありますが、2年間で150~200万円くらいのようです。さらに高額な本を買ったり、コピーもたくさん取ります。ただし、これは早く税理士になって働くようになれば元は取れますし、奨学金制度が使える大学院も多いです。
また、選択必須科目である法人税か所得税を取得する必要がないため、それらの科目を取得していない場合、「知識が足りないかも…」という引け目はやっぱりあります(デメリット⑥)。私自身、税法は消費税法しか取得していないので、その気持ちはあります。でも、実務で様々な事象にあたるたびに勉強して力をつけていくしかありません。逆に言えば、取得した消費税法にしても、合格後、改正はたくさんありますし、「合格した科目だから得意、間違えない」なんてことは決してありません。
そして、デメリットというのかどうかわかりませんが、「大学院に入学しさえすれば2年で2科目免除になる♪」なんて楽観的に考えていると、痛い目にあいます(デメリット⑦)。国税審議会に申請してOKとなる論文を書かなくてはいけないので、体力も気力も時間も必要です。でも「知らないことを調べて知っていく」のが楽しければ、苦しくも楽しい2年間になります。
結局、税理士になることはゴールではないのです。あくまでもスタート。そのスタート地点に立つために、自分にとってどの方法がいいのか。性格の向き不向き、仕事や家事育児との兼ね合いetc。
どの方法であれ、税理士を目指し始めたのなら、ぜひ、「税理士になる」まで粘っていただきたいなと思います。税理士は本当にやりがいがあり楽しいですから!

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