■小規模事業者持続化補助金の採択率と傾向
次に、昨年度の小規模事業者持続化補助金の採択率を見ていきます。小規模事業者持続化補助金もコロナ型が設けられており、補助上限額や補助率の引き上げがなされていました。コロナ型と一般型の採択率は、それぞれ次のとおりです。


コロナ型の第1回の採択率は80%超と高くなっていました。第2回で応募数が大幅に増加しましたが、採択率は同様に80%超と高くなっていました。それが第3回以降では採択率は30%前後になり大きく減少しています。
一般型の第1回の採択率は90%以上とこちらも大変高くなっていました。徐々に採択率が下がっており、第3回の採択率は約50%となっていました。
コロナ型と一般型の応募数の合計と採択率は次のようになります。

小規模事業者持続化補助金では、コロナ型よりも一般型の方が採択率が高くなっています。応募数を見ると、コロナ型の方が一般型よりも約4倍と多くなっています。
コロナ型の方が締め切り回が多かった影響もあるでしょうが、一般型の補助上限額が50万円であったのに対して、コロナ型は100万円と高く一般型に比べてメリットが大きいため、コロナ型の応募数が多くなったと考えられます。
小規模事業者持続化補助金でもコロナ型は終了しておりますが、ものづくり補助金と同様に「低感染リスク型ビジネス枠」が設けられています。低感染リスク型ビジネス枠は、コロナ型と同じく補助金上限が100万円で補助率が3/4と引き上げられています。そのため、コロナ型のように応募が多くなり採択率が低くなる可能性があります。
小規模事業者持続化補助金でも回数を重ねるごとに採択率が下がる傾向がありましたので、早めに申請した方が有利と考えられます。「低感染リスク型ビジネス枠」は電子申請のみの受付となっておりますので、こういった申請方法への対応も必要になってきます。
新しい特別枠が設けられたり、募集回によって制度の多少の変更があったりしますので、早めに情報を得て早めに動くのが、採択率を高める鉄則と言えるでしょう。
この記事の内容は、執筆時点(2021年4月21日)の情報をもとにしています。
バナーをクリックすると㈱レックスアドバイザーズ(KaikeiZine運営会社)のサイトに飛びます
最新記事はKaikeiZine公式SNSで随時お知らせします。
◆KaikeiZineメルマガのご購読(無料)はこちらから!
おすすめ記事やセミナー情報などお届けします
【メルマガを購読する】
(関連記事)
・ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠について
・緊急事態宣言の影響を受けた中小法人・個人事業主を対象とした一時支援金について
・期限が迫る、新型コロナ関係の補助金・助成金・給付金の最新情報
・登記から労務まで!株式会社設立の流れと必要な手続きチェックリスト
・売掛債権を活用した資金調達(ファクタリング、ABL融資)の仕組み
・デジタル化・電子化・DXを進めるにあたって活用できる補助金・助成金
・自社で活用できる補助金や助成金の上手な探し方をご紹介します
・相手の存在や努力を認めて自信を取り戻してもらう対応(承認編)
・経営状況の厳しいクライアントや落ち込む部下に寄り添う対応(傾聴編)
・テレワークの導入・整備に使える補助金・助成金をご紹介します
・新型コロナウイルスの感染防止対策に使える補助金・助成金をご紹介します
・コロナ禍での資金繰りを支える、実質無利子・無担保の融資制度と申請について
・コロナで歩みを止めないために!テレワーク環境整備やITツールの導入に活用できる「IT導入補助金」(特別枠)の申請方法
・中小企業の設備投資を支援する「ものづくり補助金」(コロナ対応の特別枠)の申請方法




