■スケジュール
次のように複数回の締切が設けられて、交付申請の募集がされています。
1次締切分:2021年5月14日
2次締切分:2021年7月30日
3次締切分:2021年9月30日
4次締切分:2021年11月17日
5次締切分:2021年12月中の予定
それぞれの締切後、1カ月程度で交付決定、その後6カ月程度が事業実施期間となっております。5次締切以降のスケジュールは今後公開される見込みです。
■交付申請の流れ
IT導入補助金の交付申請は、次のような流れで行います。
IT導入補助金 公募要領より
それぞれの項目について説明します。
- ①IT導入補助金のホームページ(https://www.it-hojo.jp/)などを参照して、補助事業について理解します。IT導入補助金の全体像をするには、ホームページにて公開されている概要説明動画(https://www.it-hojo.jp/eventinformation/)を参照されるのがよいでしょう。
- ②導入したいITツールを選定します。選定にあたっては、IT導入補助金のホームページから登録されているITツールを検索します。もしくは、ITベンダーにIT導入補助金の活用について相談します。
- ③交付申請にあたって、gBizIDプライムアカウントが必要となります。持っていない場合は、取得手続きを行います。また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言も必要です。これは、中小企業が、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度です。
- ④IT導入支援事業者から「申請マイページ」の招待を受けて、代表者氏名などの企業の基本情報を入力します。
- ⑤IT導入支援事業者と共同で、交付申請の事業計画を策定します。IT導入支援事業者にて、導入するITツール情報、事業計画の数値などを入力します。
- ⑥「申請マイページ」にて、IT導入支援事業者が入力したITツール情報や事業計画などの内容を確認します。
- ⑦「申請マイページ」から交付申請を提出します。
IT導入補助金は、申請にあたってIT導入支援事業者と共同で進めていく必要がありますので、導入するITツールの選定がポイントとなります。早めに情報を収集して、自社の課題にあったITツールの導入を進めていただきたいと思います。
この記事の内容は、執筆時点(2021年11月15日)の情報をもとにしています。今後、制度内容などが変わる可能性があります。
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